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アルゾナ軟膏・アルゾナユニバーサルクリーム発売中止の影響

アルゾナ軟膏・アルゾナユニバーサルクリームが発売中止に

メーカー発表によると、2018年8月の在庫消尽を機に発売中止となるとのこと。
アルゾナ軟膏・アルゾナユニバーサルクリームは、ネリゾナシリーズ及びテクスメテンシリーズの後発医薬品として販売されてきました。

この薬よくでる薬局は気になるところ

メーカーが先日挨拶にきたので確認したところ、薬価収載はどうやら2019年3月末まで続くようす。
つまり、薬価には載っているけど、在庫がないため販売できないという状況になるようです。

これって、発売中止以後も後発医薬品比率に影響を与えるということになるのではないか?と思いますよね。

アルゾナシリーズは、ネリゾナシリーズ及びテクスメテンシリーズの後発医薬品なのですが、アルゾナシリーズ以外に後発医薬品の販売が日本でありません。
なので、アルゾナシリーズが販売中止となると、先発医薬品しかない状況となります。
にもかかわらず、アルゾナシリーズが薬価収載され続けると、後発に切り替えようがないのに、後発医薬品比率は低下させられるという状況になるのではないかと。

ちょっと調べてみたところ。

同一剤形・規格の後発医薬品がある先発医薬品 本項目は、保険薬局において、薬剤情報提供文書により、調剤した薬剤に対する後発医薬品に関する情報提供を行う際の参考情報として、お示しするものです。同一の含量であって、剤形が「錠剤(普通錠・口腔内崩壊錠)、カプセル、分散錠、粒状錠等」、「散剤、顆粒剤、細粒剤、末剤等」、「液剤、シロップ剤、ドライシロップ剤等」又は容器が「瓶、管、袋等のもの」については、「同一剤形・規格」とし、昭和42年以前に承認・薬価収載された医薬品であって、同一剤形・規格で価格差のある後発医薬品があるもの(内用薬及び外用薬に限る。)については、「準先発品」として同一剤形・規格の後発医薬品があるものと整理しています。なお、全ての後発医薬品が経過措置として使用期限を定められている場合は、同一剤形・規格の後発医薬品がある先発医薬品に含めません。
引用:薬価基準収載品目リスト及び後発医薬品に関する情報について(平成30年4月18日適用)

つまり、経過措置に指定されれば、それは後発医薬品がある先発医薬品に含めないとのことなので、影響は与えないようです。
ですが、今のところ経過措置にいつ指定されるかが決まっていないので、ある程度在庫は抱え込んでいたほうがよさそうです。

【2018年12月4日追記】
2018年11月27日の経過措置告示に、アルゾナ軟膏・アルゾナユニバーサルクリームの経過措置期限が2019年3月31日と告示されましたので、もう後発計算からは外れます。
もっと早く申請してもらいたいものです。

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