ヒト体細胞の細胞周期は、図のように段階を経て行われる。
G0期
静止期と呼ばれ、分裂を止めている状態。
G1期
主に、S期のDNA合成で用いられる酵素群の合成などが行われる。
S期
Synthesis phaseの略、つまりDNA合成が行われている期である。
細胞内のDNA量は2倍となる。
G2期
有糸分裂に必要な微小管が作られる。
M期
有糸分裂と細胞質分裂が生じる期である。
サイクリン依存性キナーゼ(Cyclin Dependent Kinase; CDK)がそれぞれの段階を移行させるシグナルとして用いられている。