第102回 薬剤師国家試験

【問124-102回】薬剤師国家試験問題と解説

一般薬学理論問題【衛生】

以下の表における観察集団⑴及び観察集団⑵の人口統計についての記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. 粗死亡率は、観察集団⑴より観察集団⑵の方が高い。
  2. 老年人口割合は、観察集団⑴より観察集団⑵の方が高い。
  3. 65歳以上死亡数の死亡総数に対する割合は、観察集団⑴より観察集団⑵の方が低い。
  4. 基準集団の人口構成を用いた年齢調整死亡率は、観察集団⑴では41より小さな値になる。
  5. 基準集団の人口構成を用いた年齢調整死亡率は、観察集団⑴より観察集団⑵の方が高い値を示す。

2、4

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問124解説

1 誤

粗死亡率は、観察集団⑴より観察集団⑵の方が高い。

粗死亡率(人口千対)は、死亡率/人口×1000で求められる。

観察集団⑴:41
観察集団⑵:41
であり、両群ともに同じである。

2 正

老年人口割合は、観察集団⑴より観察集団⑵の方が高い。

老年人口割合は、65歳以上人口を総人口で割った割合である。

観察集団⑴:300/1000=30%
観察集団⑵:400/1000=40%

なので、観察集団⑵のほうが高い。

3 誤

65歳以上死亡数の死亡総数に対する割合は、観察集団⑴より観察集団⑵の方が低い。

観察集団⑴:30/41
観察集団⑵:32/41

なので、観察集団⑵のほうが高い。

4 正

基準集団の人口構成を用いた年齢調整死亡率は、観察集団⑴では41より小さな値になる。

年齢調整死亡率とは、観察集団の年齢階級区分死亡率が基準集団の年齢階級区分人口で生じた場合の、死亡率である。

なので、
10000×20/1000+6000×10/1000+4000×100/1000
=660
人口は20000なので、660/20000=33/1000

41よりも小さな値となる。

5 誤

基準集団の人口構成を用いた年齢調整死亡率は、観察集団⑴より観察集団⑵の方が高い値を示す。

観察集団⑴の年齢調整死亡率(人口千対)は33。
観察集団⑵の年齢調整死亡率(人口千対)は29。

なので、観察集団⑵の方が低い値を示す。

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