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ペプシン

性質

胃に存在するタンパク質分解酵素である。アスパラギン酸プロテアーゼの一つ。

ペプチド鎖の酸性アミノ酸残基(アスパラギン酸・グルタミン酸など)と芳香族アミノ酸残基(フェニルアラニン・トリプトファン・ヒスチジン・チロシン・チロキシンなど)が続く配列のN末端側を切断する。
たんぱく質をプロテオースないしペプトンの段階まで消化する

胃底にある主細胞で前駆体のペプシノーゲンとして作られ、胃に放出されたのち、胃酸によるpH低下にともなう立体構造の変化と、N末端側をプロセッシングで切り落とすことにより、ペプシンとなり活性を得る。

至適pHは2.0付近であり、分子量は3万5000付近である。

ペプシンとなった後に、中性・アルカリ性条件下におかれると、立体構造変性により失活する。

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