薬剤師国家試験対策ってどうすれば。。。
こんにちは!管理人のまひろです。
薬剤師国家試験、不安ですよね。。。
人生を決める2日間と言っても過言ではないでしょう。
その重圧からか、僕が受験したときには、パニック状態に陥る人も見受けられました。
受験した第99回は、かなり問題が難しくなっており、初日の問1~90【必須問題】ゾーンから難しく、すすり泣く声が教室に響き渡るレベルでした。
もちろんそんなパニックに陥れば、解けるはずの問題すら解けなくなり、国家試験突破は困難になります。
パニックに陥らないようにするためにも、国家試験ではわからない問題を少しでも減らすことが大事。
もちろん、それでもわからない問題は出てきます。それはそういうもんだという気持ちですっ飛ばす心構えも必要となります。
とはいえ、すっ飛ばしまくっていれば、やはりメンタルえぐられてくるので、わからない問題は少ない方が良いですよね。
そのためには、薬剤師国家試験の傾向の把握と、知識の基礎固めが重要になります。
そのあたり重点的に対策できるよう、おすすめの勉強法をお伝えしていきます。
おすすめ勉強法
- 去年の問題をとりあえず解く
- 選択肢の何が違うのか、一つ一つ教科書・参考書見ながら確認しながら解く
- 上の1と2を3年分繰り返す
- 参考書を読みこんでいく
- ときどき、過去問を解いていく
- 国家試験1週間くらいから、無理しないで体調を整える
去年の問題をとりあえず解く
自分の実力を分かりたくないという心理が働き、なかなか過去問を一通り解き切るというのは、正直したくないものです。
が、敵を知らずして戦いを挑むのは、冷静に考えて無謀極まりないですよね。
前年の薬剤師国家試験が終わったらとりあえず解いてみてください。
分からない問題はすっ飛ばしてもらって大丈夫。
わからない問題が多くて、テンションダダ下がりでも、とりあえず全部解いて、雰囲気をつかんでみてください。
104回薬剤師国家試験解説、すべて完了したので、よかったら使ってみてください。
104回薬剤師国家試験 第一問
前年の4月くらいにはやっておきたいことです。
選択肢の何が違うのか、一つ一つ教科書・参考書見ながら確認しながら解く
1が終わったら、今度は一問一問丁寧にわからない部分があれば、参考書で確認しながら潰していきましょう。
時間はかかりますが、過去問の傾向も理解できつつ勉強できるので、やっておきたいところ。
1年解くのに2~4週間といったところでしょうか。
1と2を3年分繰り返す
1と2の勉強法を、3年分繰り返してください。
3年分やれば、問題の傾向も十分理解できると思います。
そして、自分の弱点もわかるかと思います。
薬理やばいなーとか、必須の化学・物理やばいなーとか。
え?全部やばい?
まだ時間はあります、焦らずに落ち着いて勉強に取り組みましょう。
前年の夏休みくらいにここまで来ていれば、まだまだ余裕がありますね。
103回薬剤師国家試験 第一問
102回薬剤師国家試験 第一問
※102回のほうは、解説作成途中です。ごめんなさい。
参考書を読みこんでいく
ここまで過去問中心の勉強法になりましたが、ここでようやく参考書をメインにしていきます。
過去問では出てこなかった知識も、頭にぶち込んでいきましょう。
薬剤師国家試験は、知識の暗記ゲームです。
頭の良い悪いとか正直関係なく、知識を詰め込みまくって、それを定着させた人が突破できます。
参考書は眺めるだけでは覚えません。
マーカー引くだけでもぶっちゃけ覚えません。
いらない紙に書きなぐりましょう。きれいにまとめる必要はありません。
書く動作が一番知識の定着につながると思います。
最終的には、目次の単語を眺めて、だいたい説明できればOKっていうレベルまで引き上げればもう大丈夫です。
知識の定着には時間が必要です。
国家試験前の1年は、真剣に勉強に取り組みましょう。
ま、時には息抜きで旅行とか行くのは全然ありだと思いますけどね笑
ときどき、過去問を解いていく
5年分くらいは解いておきたいところです。
【法規・制度】分野は3年もすれば、変わっている部分もあるので、それ以前のは解かなくてもよいと思います。
分からなかった問題、設問の正誤を判定できなかった部分を中心に参考書等で確認しながら進めていきましょう。
国家試験2週間くらい前から、無理しないで体調を整える
国家試験本番、風邪ひいてましたー、インフルエンザでしたーなんて、笑えないです。
頭痛や吐き気があるなか、問題なんて解けません。
インフルエンザについては、ワクチンは必ず接種すること。体弱い人であれば、自費になりますが、抗インフルエンザ薬の予防投与しておいてもいいと思います。
本番2週間くらい前から、無理をせず、生活習慣を整えて、しっかり睡眠をとって、試験に備えましょう。
勉強の戦略
問題数が多い領域に多く時間を割く
一通り解いてみると、病態・薬物治療・薬理・製剤が大きなウェイトを占めていることに気付くと思います。
どの分野からも均等にでるわけではなく、薬剤師として大事なポイントである分野が多く出題されています。
他の分野の問題であっても、それらの知識があれば解ける問題もあります。
つまり、勉強する時間も多く出題される分野を多めに、とっていくべきなのです。
病態・薬物治療・薬理は徹底的に覚えるようにしましょう。薬剤師として仕事するときにも必要になるので。
捨てる問題は捨てる
逆に、覚える知識量に対して、問題量が少ない領域については、最悪捨ててもいいと思ってます。
全部まんべんなく高得点を取らなくちゃいけない試験ではないです。
私は、【漢方領域】【分析結果のグラフ読み取り問題】は全捨てしました。
無理に記憶して、中途半端な知識で突っ込むよりも、当たればラッキー的な感じの領域は作っておいてもよいと思います。
もちろん、病態・薬物治療・薬理とかは、死ぬ気で覚えてください。
試験本番の心構え
分からない問題は飛ばす
薬剤師国家試験の問題は、知識を問う問題なんで、わからない問題は悩んでもわからないです。
そんなところに時間を使うくらいなら、他の問題を解き終わった後に見返して、そのときに思い出せたら万々歳くらいの気持ちで取り組みましょう。
ケアレスミスをしないように
計算問題などで、単純な計算間違いをして、1問落としてしまうのは非常にもったいないです。
簡単な問題ほど、おちついて確認して、確実に拾っていきましょう。
また、マークシートのずれは非常に厄介なミスです。
消すのにも時間かかりますし、なにより気付くのが遅れれば、致命傷になりかねません。
一問一問、指差し確認する勢いでマークシートの回答欄確認していきましょう。
まとめ
いろいろ書かせていただきましたが、一言でまとめてしまえば、【必死に勉強しよう】です。
毎日コツコツと知識を積み上げていった人が突破できる試験です。
先輩の中には、試験勉強3か月で余裕ーとか言ってる人もいるかもしれませんが、聞く耳もってはいけません。
長い年月かけて定着させた知識のほうが、薬剤師として働きはじめたときに、定着し続けていると思います。
この1年はしっかりと勉強してみてください。