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アムバロ配合錠「ファイザー」の自主回収(クラスⅠ)の影響について

ざっくりまとめ

ファイザー株式会社が製造販売する高血圧治療薬の【アムバロ配合錠「ファイザー」】について、平成31年2月7日クラスⅠ自主回収が発表されました。

クラスⅠ自主回収とは、【クラスIとは、その製品の使用等が、重篤な健康被害又は死亡の原因となり得る状況をいう。】とされています。

サルタン系の有効物質の原薬から、基準値を上回る発がん性物質【N-ニトロソジエチルアミン(NDEA)】と基準値は下回るものの同じく発がん性物質の【N-ニトロソジメチルアミン(NDMA)】が検出されたため、発がんの可能性を否定できないことから、基準値を超える発がん性物質を含んだ原薬から作られた製品5ロット分の自主回収となりました。

 

詳しくは、ファイザー株式会社ニュースリリース→アムバロ配合錠「ファイザー」 自主回収(クラスⅠ)について

アムバロ配合錠とは?

アムバロ配合錠は、ノバルティス ファーマ株式会社が販売する【エックスフォージ配合錠】のジェネリック医薬品です。
エックスフォージ配合錠は、選択的AT1受容体ブロッカー/持続性Ca拮抗薬合剤であり、バルサルタン80mgとアムロジピンベシル酸塩6.93mg(アムロジピンとして5mg)を組み合わせた薬です。
高血圧の治療薬として広く用いられています。
ファイザーをはじめ複数のメーカーからジェネリックが販売されています。

アムバロ配合錠「ファイザー」自主回収の影響

テレビをはじめ複数のメディアで伝えられているため、アムバロ配合錠「ファイザー」を使っている薬局には数多くの問い合わせがきているかと思われます。
ファイザー以外のメーカーのジェネリックを使っている薬局にももしかしたら問い合わせがきているでしょう。

アムバロ配合錠「ファイザー」は今回全ロット回収になったわけではないので、市場にまだ出回っている分があります。
が、これだけ話題になっていると、使いづらいというのが薬局の本音ですよね。
これを機に違うメーカーを採用する動きが加速すると考えられます。

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