行動変容ステージモデルとは
人が行動を変える場合には、下記の5つのステージを経ると考えるモデル。
服薬指導、治療説明においては、患者がいまどこのステージにいるのがを把握し、適切な対応をすることが望まれる。
- 「無関心期」
- 「関心期」
- 「準備期」
- 「実行期」
- 「維持期」
「無関心期」
状態:6か月以内に行動を変えようとも思っていない状態、治療に取り組むつもりがない状態。
なにもしなかった場合のリスクの説明を行い、このままではよくないということを認識してもらう。
病気の説明を行い、理解してもらう。
「関心期」
状態:6か月以内に行動を変えようと思っている状態。
実際にどのようなことをすればいいのか説明していく。
例えば高血圧であれば、薬物治療+生活習慣改善などなど。
具体的に何をしていくかを説明し、理解をしてもらう。
「準備期」
状態:1か月以内に行動を変えようと思っている状態。
実際にしなければいけないことに対して、目標であったり、計画を話し合って決めていく。
「実行期」
状態:行動を変えてから、6か月以内の状態。
継続できるような情報提供を行っていく。
「維持期」
状態:行動を変えてから、6か月以上続いている状態。
もう大丈夫なレベルだが、突然中止しないように、情報提供でフォローしていく。