ファンデルワールス力とは、原子・分子・イオン間に働く引力もしくは反発力のことである。主に分子間距離が近いときに発生する。
この相互作用は、下記の物理現象に由来する力である。
- 双極子間に働く相互作用
- 双極子とその双極子に誘起された誘起双極子との相互作用
- 誘起双極子と誘起双極子との相互作用（ロンドン分散力）
ファンデルワールス力と薬物設計
薬物設計において、ファンデルワールス力は重要な要素となる。
薬物分子が生体分子（たとえば、タンパク質や核酸）に選択的に結合する際に、薬物分子と生体分子間の結合力を増強し、選択性を高める役割を果たすことがある。
