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炎色反応

炎色反応は、主に金属イオンの同定、ハロゲン化合物の検出に用いられる方法で、下記の通り、日本薬局方に規定されている。

1.04 炎色反応試験法
炎色反応試験法は,ある種の元素が鋭敏にブンゼンバーナーの無色炎をそれぞれ固有の色に染める性質を利用して,その元素の定性を行う方法である.

(1) 金属塩の炎色反応
試験に用いる白金線は径約0.8 mmで,先端は直線のままで用いる.試料が固体の場合は塩酸少量を加えてかゆ状とし,その少量を白金線の先端から約5 mmまでの部分に付け,水平に保って無色炎中に入れ,試験する.また,試料が液体の場合は白金線の先端を試料中に約5 mm浸し,静かに引き上げて,以下固体の場合と同様に試験する.

(2) ハロゲン化合物の炎色反応
網目の開き0.25 mm,線径0.174 mmの銅網を幅1.5 cm,長さ5 cmに切り,銅線の一端に巻き付ける.これをブンゼンバーナーの無色炎中で,炎が緑色又は青色を呈しなくなるまで強熱した後,冷却し,更にこの操作を数回繰り返して酸化銅の被膜を完全に付ける.次に冷時,この銅網上に,別に規定するもののほか,試料1 mgを付け,点火して燃焼させ,この操作を3回繰り返した後,銅網を無色炎中に入れ,試験する.炎色反応が持続するとは,その反応が約4秒間持続することをいう.
第十八改正日本薬局方(令和3年6月7日厚生労働省告示第220号)

金属塩の炎色反応においては、下記の通り固有の色がでるので、それで金属イオンの同定をおこなう。
リチウム(赤)、ナトリウム(黄色)、カリウム(紫)、銅(緑)、カルシウム(橙)、ストロンチウム(紅)、バリウム(緑)

ハロゲン化合物による炎色反応は、フッ素以外のハロゲンの検出に用いられ、バイルシュタイン反応を利用している。

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