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フィラデルフィア染色体(bcr-abl遺伝子)とは?

フィラデルフィア染色体とは

フィラデルフィア染色体は、慢性骨髄性白血病と一部の急性リンパ性白血病患者に見られる遺伝子異常。
この遺伝子異常が発見された都市、フィラデルフィアからその名前が付けられた。

22番染色体と9番染色体の間で生じる転座によって、bcr-abl遺伝子が融合することで異常なたんぱく質が生成される。
その結果、本来コントロール下で増殖する造血幹細胞が制御を失い増殖を繰り返すようになる。

フィラデルフィア染色体をターゲットとする薬

フィラデルフィア染色体の翻訳産物である、bcr-ablチロシンキナーゼをターゲットとする医薬品が販売されている。

  • イマチニブ(商品名:グリベック)
  • ニロチニブ(商品名:タシグナ)
  • ダサチニブ(商品名:スプリセル)
  • ポナチニブ(商品名:アイクルシグ)

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