Btたんぱく質とは
害虫に強い遺伝子組み換え作物に用いられる遺伝子の翻訳産物。
バチルス・チューリンゲンシスと呼ばれる物質であり、虫が食べると消化管の受容体と結合し、その能力を奪うことで栄養素を吸収できなくし、餓死させる効果がある。
人間を始めとする哺乳類においては、胃の酸性によりBtタンパク質は変性し効力を失う。そもそも、消化管にBtタンパク質が結合する受容体が存在しないため、哺乳類に影響を与えることはない。
遺伝子組み換えトウモロコシなどで利用されている。
茎内部に入り込み食い荒らすアワノメイガという害虫が、トウモロコシを食害するためである。