ミカエリス・メンテン式とは
ミカエリス・メンテン式とは、酵素の反応速度に関する式です。
※[S]は基質濃度、Vmaxは基質濃度が無限大のときの反応速度、Kmはミカエリス・メンテン定数という。
Kmは、Vmaxの半分の速度を与える基質濃度です。
ミカエリス・メンテン式から言えること
- 反応速度Vは、基質濃度が低いとき([S]<<Km)はその濃度に比例する
- 反応速度Vは、基質濃度が高いとき([S]>>Km)は濃度の影響に関係なくVmaxに近くなる
ラインウィーバー・バークのプロット
実験でVmaxとKmを導くときに用いられる方法の一つにラインウィーバー・バークのプロットがあります。
ミカエリス・メンテン式を変形して下記のようにした場合、横軸に[S]-1を、縦軸にv-1をとってプロットしてくと、直線となります。
そうして作成されたグラフの縦軸との交点が、Vmax-1となり、傾きがKm×Vmax-1となります。